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分析試料の採取
基本(1試料)の採取目安量
不定形の建材の場合
例:レベル1(吹付け材)
レベル2(保温材 等)
1箇所につき:3cm×3cm以上
最大 :10cm×10cm程度
成形板の建材の場合
例:レベル3
(石膏ボード、長尺シート 等)
1箇所につき:5cm×5cm以上
最大 :15cm×15cm程度
建材ごとの採取目安量
レベル1・レベル2
建材例:吹付け材、保温材、断熱材 等
【目安】採取試料の大きさ
1箇所につき 3cm×3cm以上
採取のポイント(注意点)
重ね塗りされている場合もあるため、
下地が見えるまでしっかり採取してください。
吹付け材は現場施工のため、濃度にムラが生じるので、3箇所採取することを推奨します。
レベル3
建材例:成形板(石膏ボード 等)
【目安】採取試料の大きさ
1箇所につき 5cm×5cm以上
採取のポイント(注意点)
-
2重張りになっていないか
-
パテ材が使われていないか
建材例:長尺シート 等
【目安】採取試料の大きさ
1箇所につき 5cm×5cm以上
採取のポイント(注意点)
塩ビシートやクッションフロア、Pタイルには
接着剤が使われており、接着剤にアスベストが含有しているケースがあります。
長尺シートを採取する際は、
接着剤が使用されているかをしっかり確認して、
なるべく接着剤が付着している部位を採取するようお願いいたします。
(分析時に接着剤の量が少ないと分析が不可能になってしまいます。)
建材例:仕上塗材 等 (外壁に使用される複層仕上塗材、内壁に使用される仕上塗材 等)
【目安】採取試料の大きさ
1箇所につき 5cm×5cm以上
採取のポイント(注意点)
層が確認できるように
採取をお願いいたします。
下地や下地調整材にもアスベスト含有の可能性がありますので、
下地ごと採取するようにお願いいたします。
採取方法
STEP1. 採取場所周辺の養生
採取小片が落下した場合などへの対策として、
採取箇所のほこりや汚れを刷毛できれいにした後、
ビニール袋などで囲み、養生する。
STEP2. 採取箇所への湿潤化
粉塵が飛散しないよう、採取箇所を霧吹きで湿潤させる。
散布は広範囲に行う。
STEP3. 採取
スクレーパやカッターナイフなどの鋭利な道具で
下地に到達するよう採取する。
STEP4. 採取片の袋詰め
採取した試料をチャック付きビニール袋に入れて密封する。
「分析依頼書に対応する試料番号」
「採取部位及び場所( 例:1F 洋室 床材 )」
「建材名称」
を必ず記入する。
STEP5. 使用器具の清掃
試料に直接接触したカッターやトレイなどを
ウェットティッシュで拭き取る。
STEP6. 養生の撤去・清掃
採取痕にスプレー糊の噴霧などを行い、飛散防止対策を行う。
養生シートは内折で丁寧にたたむ。
HEPAフィルター付き掃除機、
またはウェットティッシュなどで清掃する。